
なにやらタルがソワソワして
いつも以上に怯えている様子。
?????
と思っていたら、
前方から
見知らぬ猟犬を連れた猟師のおじさんが二人、
本物の猟銃を担いでやってきました。
えーっ、
そりゃうちの周りは森が多くて、
中には狩猟OK地区もあるけど、
この川の道は自然保護区になっている
はず。
猟師のおじさん(お兄さん)なんか
ましてや本物の猟銃なんか
見たことありませんよ。

しかしへたくそな絵ですね。
ナニコレ、銃?(←いいから、そう思えばそう見えるから。←強引)
必死で逃げの体勢になっている
タルルンを抑えつつ、
ものめずらしげに猟師のおじさんに話しかける
ぐーママことphary。

何を撃つんですか?

野ガモだよ。

でも、この辺って自然保護区だから
今まで猟をしてる人は見たことないんですけど、、、?

僕達はいいんだよ。
町から許可をもらっているんだ。

ふぅーん。
そしてしばらくすると
また二人連れの猟師の
今度はおじさんとお兄さんに会いました。
やはり猟銃を持ち、
猟犬を連れています。
ビビリまくって腰が引けているタルを見て
サッと猟犬を抑えてくれたので、

ありがとうございます。
やっぱりカモ猟してるんですか?

そうだよ。

ウサギは撃たないんですか?
(タルが森を走る姿はウサギのようなので、ちょっと心配になってきいてみたの。
→過去記事)

今回は撃たないね。(←ホッ)
野ガモが多くなりすぎたから
町に頼まれて
間引きしてるんだ。

さっきあっちでお会いした猟師の方々と
同じ猟友会かなんかですか?

いや、みんなprivat(プライベート)のはずだけど。
そしてまたしばらく行くと、
今度は
川の中に片足を入れて何かしている
猟師のおじさんに出会いました。
川岸に置いた
大きな衣装ケースのようなものには
20羽ほどの
死んだカモが入っています。


うわぁ、すごぉい!
これ全部お一人でしとめたんですか?

そうだよ。

撃つときって、
カモが川に浮かんでいるところを狙うんですか?

いいや、飛び立ったところを撃つんだ。
よく見ると体に血がついているカモも、、、。

川に落ちたカモはどうやって拾うんですか?

犬が拾ってくるんだよ。
朝の8時半頃すでにこれだけのカモをしとめたということは、
このおじさん、なかなかの腕前とみました。
話しながらおじさんは
次々とカモの
おなかを小さいナイフで
裂いて、
指で内臓を取り出し、
川の中へ投げ捨てています。
不思議なことに
そんな光景を見ても
気持ち悪いという感じは起きません。
ウーン、私も結構ドイツ的になったかな?

そんなにいっぱいのカモ、どうするんですか?

食べるんだよ。
ローストにするとうまいよー。
そうだ、
一羽あげようか?

(いぃぃぃぃーっ!!!!

)
あ、ありがとうございます。(←マジ汗)
でも、私、
解体できないと思うから、、、、、
いいです。
他人がカモの内臓出しているのを見るのは
気持ち悪くもなんともないけど、(←いや、ちょっとはゥゲーッかな)
自分がカモの首や足を切り落としたり、
羽をむしったりは
絶対むりっ!
あ、でも
自分でやらなくても
お肉屋さんに持っていって
やってもらうって手もあったかな?
あ、やっぱだめだわ。
死んだカモを
ぶら下げてウォーキングなんてできないし、、、
第一、
どこを持つのよ?
プランとした首のとこ?
足ンとこ?
うぅっ、
やっぱり完全にドイツ的には
なっていないんだわ、私。

でも、
それができたら
あの日の夕ゴハンは
新鮮なカモのローストだったのに、、、
もったいなかったなぁ。
お肉になっちゃったカモなら平気なのにな。
などと
未練がましく思いながら
さらにウォーキングを続けていくと、
今度は川のカモに
パンくずをやっている親子に出会いました。
ウーン、
片やカモにパンくずを上げながら、
「かわいいね。」
なんて言ってるのに、
そこから500メートルも離れていないところでは
撃ち殺したカモのおなかを裂いて、
「今夜はカモのローストだ。うまそうだなぁ。」
なんて思いながら(←思ってないかもしれないけど←いや、絶対思ってる。)
内臓を川に投げ込んでいるし。
さすがは狩猟民族ゲルマン人だわ。
カモちゃーん、

迷わず成仏して
おいしいお肉になるんだよ。
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いらなくなったプリント済みの裏にお絵かきしたら、
しっかり裏が写ってるし、、、。
次はケチらないで
まっさらな紙に描こう。
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テーマ : ドイツ - ジャンル : 海外情報
いや、それにしてもドイツで猟師には会ったことないですねー。
もしかしたら、私がその猟師のおじさんに遭遇したら鴨をもらって帰ってきたかも。やっぱり、足の方を持ってブラブラさせるか、珠さん(彼女、あれでも水鳥をとる猟犬ですからね)にくわえてもらうか・・・でしょう。