ヴェネツィア旅行記(と言うほど立派なものでもないですが、)
帰ってきてからすでに一ヶ月が過ぎようとしているのに
やっと最終日のことです。
最終日は
ゴンドラに乗ったあと、
ヴァポレット(水上バス)を使って
ブラノ島とムラノ島に行く
予定でいましたが、
ガイドブックも、イタリア語会話集も忘れちゃっていたので、
添乗員兼ガイドのカイ君に行き方等をたずねました。
続きからどうぞ。
あんなことがあったので、
(→過去記事1、
過去記事2)一抹の不安はあったのですが、
そこはそれ、
背に腹は代えられない、背中のP房はなかなかとれないわけで。

それなら、ヴァポレットの24時間券、15ユーロだからそれを買ってね、まず、リアルト橋まで行くんだ。
そこから歩いてこの船乗り場まで行くんだよ。
ムラノまでは二駅だけど、
ブラノまでは結構時間がかかるから、急いだほうがいいよ。(キッパリ)
その時点でね、気がつけばよかったんですよ。
あんなに有名観光地のムラノに行くのに
どうしてそんなヴェネツィアの北の端の船着場まで行かなくちゃならないんだろう?って。
でも、彼がすごい自信たっぷりだったし、
リアルト橋行きのヴァポレットももう出発しそうだったし、
ワラワラと切符を買いに走ったんですよ。
15ユーロ二人分買おうとして、ふと料金表を見ると、
何よー、半日券(12時間有効)13ユーロってのがあるじゃないの。
そのときはもう12時だったし、
その日の19時にはヴェネツィアを離れる予定だったから
15ユーロ払う必要なんかないわよ。
あー、気がついてよかった。
やっぱりカイ君には気をつけないと、、、。
そうね。
そのことを後で彼に言ったら、
案の定

へー、そんなのがあるんだ、知らなかったなぁ。
って、まったく
無料トイレもいいけど、肝心なことをちゃんと教えてよね。
さて、
リアルト橋から迷路のような道を迷いながら指定の船着場まで向かうと、
徐々に人が少なくなり、
最後は
イカにも一般庶民のお家、
みたいのが並んでいる地区に入ってしまいました。
こんなところに観光客が来るはずないっ!
やっと船着場に着いてみれば
数少ないブラノ島行きが
目の前で出発しちゃうし。
そうなると時間的にブラノはあきらめなくちゃならなくて、
次のムラノ行きを待っている間に、
隣のおじさんが
「2枚あるから上げるよ。」
とくれた路線図を見れば、、、
ナニヨーッ、カイ君。
ムラノ行きもブラノ行きも
サンマルコ広場からしっかり出てるんじゃない!
サンマルコから乗っていれば、
今頃ブラノ島に着いてたんじゃない。
もうーっ、一時間近く
損しちゃったわよ。
ブツブツ、まったくどうしてくれよう。
文句言ったら、
また、
「知らなかった。」って言うんだろうな。
この役立たずめ。

さて、ムラノ島に着いたはいいけど、
ガイドブックがないから
どこに向かって歩いたらいいかも分からない。
とりあえず皆さんが向かう方向に一緒について行きました。
自分がどこに向かっているか分からないって、
かなり不安なんですけど、、、、。
私的には
ガラス工芸の
実演をぜひとも見学したかったのですが、
どこでやっているか分からないし、、、
と思っていたら、ガラス博物館の前に出ました。
ここならきっと実演をやっているだろうってんで、
入ってみました。
でもね、
やってなかったの。

しかも、展示が
「へ、これだけ?」って言うくらい少なくて、、、
そりゃね、とってもきれいなガラス製品や、
ルネッサンスの頃の貴重なものがありましたよ。
でも、
「一人8ユーロも出して、この程度?」感はぬぐえません。

悔しいから、
せめておトイレだけでも使わせてもらおうと、
末っ子と二人でおPっこしてきました。
博物館を出たところで、末っ子が言うには

高いのにあれっぽっちで頭にきたから、
おPっこした後
ジャーってしないで来た、へへへ。

、、、、、、末っ子なりの
仕返し、、、、、か。
でもねぇ、
「
うわぁっ!!!
」
って思うのは博物館の人じゃなくて、
次にトイレに入った人だと思うけどね。
結局実演はガラス工場の一つでやっていました。
こちらは見学料一人1ユーロ。

このおじさん、
何気に
けだるそうだったんですが、
さすがこの道何十年のプロ、
ちょいちょいって感じで
ウマさんとか、アヒルさんとか
ワイングラスなんかを作っていました。
(おさしん、ありません。ごみんなさい。)
さて、話は前後しますが、
博物館に向かう途中、昔の倉庫か工場を改造したらしい、
ちょっとよさげなレストランがあったので、
お昼ゴハンを食べました。
一番早くできるのは?
とたずねたところ出されたのが
このツーリストメニュー。13ユーロ。

はっきり言っておいしいとはいえませんでした。
スパゲッティなんかイタリアなのに、
やわらかめだし。
安かったから仕方ないのかしら?
それより何より、
末っ子がファンタを頼んだら、
3,5ユーロもしたのに、
缶が
ドンッと置かれ、
グラスも出ないって、
どうかと思うの。

お口直しに頼んだケーキが
これまた甘いだけの代物で、、、、

しかも一切れ5ユーロ。
ほとんど食べなかったので、合計10ユーロ
丸損!ムラノはとってもきれいな島でしたが、
そんなこんなで
疲れました。
その後は、
半日券があるので、
行き先も分からないヴァポレットに乗って、
集合時間まで、
観光客が行きそうにない所に行ってみました。
するとベビーカーを押した人とか、
幼稚園帰りで疲れてぐずる子を抱っこしたお母さん風の人とか、
背広を着た勤め帰りらしい男性とか、
ドッグで働いているのか、汚れた作業服を着た人とかが乗ってきて、
ヴェネツィアの普通の生活の部分が見られて、
それはそれで面白かったです。
そして、19時にサンマルコ広場に集合。

日没のヴェネツィアを後にしたのでした。
あぁ、やっと終わりました。
最後まで読んでくださって、ありがとうございます。
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付け足し。
ドイツに帰ってきてから知人が教えてくれたんですけど、
ドージェパラストとか、
ガラス博物館の入場料、
EU国に住んでいる人は割引になるんですって。
道理で入場券を買うときに
「どちらの国からいらっしゃいました?」
って聞かれたんだわ。
私ったら、バカみたいに
「from Japan.」
なんて言っちゃって、、、
ていうより、
カイ君っ、
それも教えてくれなかったじゃないのよ。
それともそれも知らなかったの?
最後の最後まで、
カイ君にはやられっぱなしだったわ。
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テーマ : ドイツ生活 - ジャンル : 海外情報
さすがpharyさんのお嬢様。
カイ君には最初から最後までやられっぱなしでしたが、
お陰で普通では経験できない思い出深い旅になったかも???
最後のお食事は私も納得がいきません~。
イタリアのお店はどこも美味しくなくては!!!
ドイツから行く日本人の最大の楽しみですよね(私だけ?)。