こんにちわんこ。
おねえちゃんと末っ子ちゃんはときどきゴハンを食べに来るんだよ、のタルです。
この写真は1月に撮ったものですが、
いくら暖冬とはいえ、
いくら家の中がセントラルヒーティングで温かいとはいえ、
これは真夏の装いではないでせうか?
特に末っ子は

いったい何枚の
P房のP-トテックを着ているのでせう?
かれこれ2週間ぐらい前のことですが、
ミュンヘンから戻ってくるときに
またぞろS-Bahn(エスバーン=近郊電車)が途チウでストップしました。
と行っても三つ先の駅からは電車が走るので
その三つ分は
タクシーが乗客を
ピストン輸送していくれるということでした。

え、タクシー?
臨時のバスじゃなくて?
今までもこういうことがたびたびありましたが、
そういう時は臨時のバスが出ていて
タクシーというのは初めてです。
でも、電車から降りたのは
200人を優に超える乗客です。
やってくるタクシーは大型ですが、それでも
8人しか乗れません。
そして、おドイツ在住の方ならお分かりと思いますが、
おドイツ人、ソーセージやパンを買うときは並びますが、
バスや電車に乗るときは
並びません。
電車が着くとドアの近くに立っていた人から乗り込むのです。
だから、ラッシュ時なんか、
かなり先に乗り場に立っていても運が悪いと座れないこともあります。
この日も臨時のタクシー乗り場には係員が二人しかおらず、
もちろん乗客の誘導など
するはずもなく、

乗客はてんでに勝手な所に立っています。
しかも最悪なことにタクシーが止まる場所が
決まっていないのです。

タクシーがA地点に止まれば、

乗客は我先にとA地点に殺到します。
でも乗れるのは8人だけ。
B地点に止まればみんなワーッとB地点に。

結構な数のタクシーがピストン輸送してくれるとはいえ、
一度に乗れるのがたったの8人のところに
待っている人は200人を超えています。
はじめは

そのうち人が減ってこればいつか乗れるだろう。
と、楽観していたのですが、
20分後に次の電車が到着したら
またまた200人近くの人がタクシー乗り場にあふれるわけです。
うかうかしていたら永遠にタクシーに乗ることができません。
悲惨だったのはお年寄りや、ベビーカーを押している方、大きなスーツケースを持っている方たちでした。
何しろ小回りが利かないうえに
大きな荷物やベビーカーなどを積む余裕なんかなかったのですから。
しかもドイツ人ったら人、そういう人たちを優先してあげるなんてこと考えもしないんですよ。
階段で困っているベビーカーを運んであげる人はけっこういても、
こういう、非常事態(?)の時にはみんな
自分のことばかり考えるんですね。
タクシーの運転手さんも、係の人たちも何にも言わない+してくれなかったし。
ここにきてさすがのぐーママことpharyも
厚顔無恥になりましたよ。(←エ、普段は?←大和なでしこよ

←こういう発言を厚顔無恥を言うんじゃ?)
運よくぐーママの近くに一台やってきたので
ダッシュしてタクシーが止まるか止まらぬうちに前のドアにしがみつきました。(←今考えるとかなり危険)

その時そばに脚の不自由なおばあちゃんが立っていたので
ぐーママ、体で
盾になってほかの人が入れないようにして

まずおばあちゃんを乗せました。(←大型車なので前の座席には運転手のほかに二人乗れる)
そしたらおばあちゃん、奥(真ん中)の席に詰めてくれるのかと思いきや、

私は足が悪いから真ん中の席じゃ狭くて座れないわ。
なんて言うんですよ。(←実際には足が不自由だからじゃなくて、かなーり太っているからだと思)

ちょっとおばーちゃん!
でも、一度降りてもらったりしたら
もたもたしているおばあちゃんの脇から誰かが乗り込んでしまうかもしれなかったので(←それくらいみんな殺気立っていた)
ぐーママ、座っているおばあちゃんのお膝をよじ登るっていうか、またぐというか、
乗り越えるようにして真ん中の席に乗り込みました。
かなり大変な作業でした。(←おばあちゃん、重かった?ごめんね)
ぐーママ、痩せていてよかったです。(←あちこちのお肉が垂れてはいるけど)
もうちょっと太っていたら、フロントガラスとおばあちゃんの間を通れなかったでせう。
と、いうわけで
寒空の下で待つこと約30分でやっとタクシーに乗れたぐーママなのでした。
ママリン頑張ったね。

だって、あれを逃したら
永遠に家に帰れないような気がしたんだもの。
タクシーだってさ、ただやみくもに人を乗せないで
A駅行、B駅行、C駅行に分ければ
乗客もこれほど混雑しない上、輸送時間の時間短縮にもなるでしょうに、要領が悪いったらありません。
一台のタクシーにそれぞれの駅に行く人が混じって乗ったら、そのタクシーは三つの駅全部に止まらなくちゃいけないでしょ。

しかし、なによりおドイツ人のこの
秩序のなさにはびっくりですよ。
これが日本だったら
タクシーが止まるところはちゃんと決まっていて
鉄道の職員さんがロープかなんかを張って乗客を誘導したでしょう。
万が一それがなかったとしても
みんな
先着順に並ぶでしょう。
日本では3・11のような災害が起こったときでも
みんなちゃんと並んでましたよね。(←世界が驚嘆した)

あんなことがおドイツに起こったら一体どんな悲惨なことになるのだろう?
と怖くなったぐーママなのでした。
家にいるだんな君に迎えに来てもらおうとも思ったのですが
こんな時に限って携帯を忘れるという間の悪さ。

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おまけ
こんな事しょっチウなおドイツの鉄道ですが、
知らないうちにまた値上がりしていました。
っていうか毎年12月に料金が上がるのです。
この一日乗車券、何年か前は7ユーロ(=約870円)だったのが

一昨年は8ユーロ10セント、去年は8ユーロ30セントになって
こないだ久しぶりに買ったら

8ユーロ60セント(=約1100円)!

たっか!
しかしサービスの向上は見られないし見込めないという、、、、

おドイツ3大おバカのひとつドイツ鉄道。
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お知らせ
ブログのお友達、
みきさんが所属する英国公認日本語ガイド協会では今年も
チャリティーガイドツァーを行います。
このチャリティで集まった寄付は100%現地のチャリティ団体に寄付されるそうです。
ロンドン在住の方、春にロンドンを訪れる予定の方、
英国政府公認のブルーバッジガイドのご案内で、ぜひロンドンをお楽しみください。
詳しくは→
ウェブサイト3月第一・二週の予定
3月5日 (土) ウェストミンスター寺院「理解」ツアー
イギリスのセレブに会おう(彫像編) ツァー
3日6日 (日) イーストロンドン「攻略」ツアー
ウィンブルドンテニスコートグラウンド・ガイドツアー
3月12日(土) シャーロックホームズ・ ガイドツアー
イギリスのセレブに会おう(肖像画編)ツァー
3月13日(日) オリンピックパーク・ガイドツアー
イーストロンドン「攻略」ツアー
一般的なツァーとは一味違うツァーがそろっているんだよ。
たくさんの方の参加をお待ちしています。
あの震災から5年が過ぎようとしていますが、
ぐーママの故郷東北地方ではまだまだ皆様の支援を必要としています。
こうして息の長い支援をしてくださる方々には本当に感謝です。
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テーマ : ドイツ生活 - ジャンル : 海外情報
お疲れ様でした!!頑張りました!(もらい泣き)
ドイツ・・・あれこれ議論する前に道徳心を持てよ!ですよね。
宗教の授業の前に「道徳」の授業をとりいれて欲しい!と思っている日本人は私だけではないはず!
おばあちゃんも、せっかく、Pharyさんが先に入れてくれたのに・・・なんだか、悲しい・・ドイツ人(ヨーロッパ人)!!
子供達が小さい時に、「乗り物は、降りてくる人が皆、降り終わったら乗るのよ」と言った時に、「ドイツでは、皆、待たないよ」と言われました。涙・・・。
日本が震災に見舞われたときに、きちんと列を作って配給物をもらっていた日本人が各国で賞賛されていましたね。
ドイツでは暴動が起きているかも・・と夫も言っていました。
っていうか、もう、次元が違いすぎますよね!(怒)