Allerheiligen(日本のお盆のような日)にだんな君の故郷、ドルトムントに行って、親戚の人たちと久しぶりに会い、とても楽しかったのですが、
ひとつだけ
っときたことが、、、、
義兄の家を訪れていたとき、偶然甥っ子夫婦がやってきました。
この甥っ子は私のお気に入り。
ん年前にドイツに来たばかりで大人たちのドイツ語会話についていけなかったときに、子供部屋で当時幼稚園児の彼とよく遊んだものです。
私のつたないドイツ語を辛抱強く聞いてくれて、私が、わからない単語の意味を聞くと、子供なりの語彙の範囲で一生懸命説明してくれました。
その彼はきょう日のドイツの若者には珍しく、若くして結婚。今は2歳の子の父親です。
その奥さんというのが、はっきり言って、押しが強く、結構ガラッパチな雰囲気の人。
初めて会ったときにはなんだかおとなしい甥っ子にはつりあわないような気がしたものです。
でもまぁ、人それぞれの好みもあるしね。
この奥さん、部屋に入ってからずーっと大声でしゃべり続け、
その上私たちの前で2歳の息子にさり気なーくいろいろと芸をさせて、
私たちが感心してみせると、一人悦にいっていました。
まぁ、子供が舌っ足らずになにやらしゃべったりいろいろな仕草をするのはかわいいし、
子供の芸をみんなにご披露したいという母親の気持ちは自分にも覚えがあるので、それはそれでいいんですけど、、、。
確かこの若夫婦も結婚した後すぐにジャックラッセルを飼ったと聞いていたので、そちらに話しを向けると、
「
あの犬はもういないの。」
え?
「フィル(息子の名前)が生まれたら、あの犬(名前はなかったの?)ヤキモチ焼いちゃって、やたらアグレッシブになったのよ。」
「でも、わんこって躾け次第で何とかなるでしょ。」
「それがね、すごくがんこな犬で(だから、そのわんこに名前はなかったの?)叱ると私たちにまで歯をむいてきたのよ。
もともとわがままな犬だったけど、ますます手に負えなくなってね、フィルに何かあってからじゃ遅いから、、、。」
「どこかに里子に出したの?」
「ううん、
Tierheimにやっちゃった。」
ひ、ひどい!Tierheimとは、飼い主がいない動物を保護しているところ。
年取った飼い主が死んでしまって、誰も引き取り手がいないペットを預かったり、虐待されたペットや保護された野良ちゃんのお世話をして、同時に新しい飼い主を探したりしています。
新たにペットを飼いたい人はそこから予防注射などの実費を出してわんこやにゃんこ、ウサギ、ハムスターなんかをもらいうけることもできます。(ただし、事後その動物がちゃんとお世話されているかどうかのチェックが入るそうです。)
ペットショップ(生き物は売っていません、グッズだけ。)やスーパーのレジのところにはTierheimにいる動物たちのためのフードの寄付箱が置いてあり、私もタルのフードを買うときに一つか二つ多めに買って、それをその寄付箱に入れるようにしています。
ちょっと、
わんこがわがままだったって言うけど、
わがままに育てたのはあなたたちでしょっ
それなのに自分の子供がかわいいからって、簡単にTierheimにやっちゃうなんてひどい!
わんこの学校へ通ってもう一度しつけしなおすとか、
せめて新しい飼い主を見つけてやるべきだったでしょうに、
そんな努力はしたの?
甥っ子の顔を見ると、
情けないような顔をして下を向いている。
あぁ、彼も罪悪感は感じているんだ。
みんなの手前、それ以上何も言わなかったけど、心の中は煮えくり返っていました。
「あんた、
人の親になる資格ないんじゃないの?」
って言ってやりたかった。
言えなかったけど。(←だめな自分)
かわいそうなわんこだね。
新しい飼い主は見つかったのかなぁ?
もし新しい飼い主が見つからなかったら
Tierheimってところには一生いられるのかしら。
ドイツのことだから、まさか殺処分なんてことはないと思うけれど、
私だって、上記のことぐらいしか知らないわけで、
ほんとのところはどうなんだろう。
捨てられたも同然のわんこが
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テーマ : ◇ 異国イヌ生活 ◇ - ジャンル : ペット
甥っ子さんは意見できなかったんですかね?
どうしても奥さんの方がお子さん&ワンコの面倒を見る時間が長いから、何も言えなかったのかなぁ。
それにしてもヒドイ話…(;_;)お子さんの躾や教育はしっかりやってくれる事を祈ります。
ドイツって殺処分ないんですか??いつか日本もそうなるといいのにな。。。