でも、お役所から自動的に送られてくるわけではなく、
自分で申請しなければなりません。
発行されるまで2〜4週間かかるので、
たいていの子は誕生日の1ヶ月ぐらい前にBewohnermeldeamt(ベボーナーメルデアムト=住民課)にいっって申請するのです。
そうすると丁度16歳の誕生日ぴったりに
身分証明書がもらえるからです。
ところがうちのおにいちゃんは

(→おにいちゃんの逸話はカテゴリー「おにいちゃん」を読んでください。)
お役所に行くのをなんだかんだとめんどくさがっているうちに
お誕生日間近になっちゃったんです。(申請は本人が行かないといけない。)
当然16歳のお誕生日が来ても
身分証明書もパスポートもなしです。
いや、外国旅行するとかしない限り、
なくてもすぐ困るというものではないんですけどね。
ただ、これがないとアルコールも買えないし、
ディスコなんかも夜10時には出なくちゃいけないんです。
つまり「半大人」の楽しみが味わえない。
ところで、おにいちゃんの16歳の誕生日の前後に
うちの町でFruehlingfest(フリューリングフェスト=春祭り=一種のビール祭りのようなもの→過去記事参照)があったんですよ。
もう16歳だっ!やたっ、ビール


だっ!ってんで、悪友たちと勇んでビールテントに繰り出したおにいちゃんでしたが、、、、。
入り口で身分証明書の掲示を求められ、
ないけど、オレ、今日16歳になったんでスッ。身分証明書もパスポートもまだできてないけど、
あさってにはできるんでスッ!
とがんばったんだけど、
係りの人は頑としてテントに入れてくれなかったんだそうです。
悪友たちもみんなで口をそろえて
「ホントだよ。」
を繰り返したんだけど、
チェックの甘いドイツにしては珍しく厳しい係りの人。(←いつもこうあってほしいもんです。)
そこでお兄ちゃんがとった行動は、、、、、?
自転車で20分の自宅に帰り、
キンダーパスを持ち出し、
又Fruehlingfestの会場へと20分自転車を走らせたのでした。
40分も自転車こいだのね。
ごくろーさん。
おにいちゃん、よっぽど飲みたかったんだね。

ていうか、悪友たちと晴れてビールテントに入りたかったんじゃない?
でもキンダーパスって
10歳のときのおさしんがはってあるんだよね。
まァ、おもかげはのこっているけどさ。
ビールテントで身分証明書ならぬキンダーパス見せてビール飲んだ人って
めったにいないだろうなぁ。
めったにどころか
おにいちゃんぐらいじゃない?
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