こんにちわんこ。
一度咥えたおやつは離さないタルです。
たとえママリンが「Aus!」(アウス=離せ)のコマンドをかけても負けないんだ。
おもちゃなんかはすぐに放すのに食べ物となると必死です。
下手するとうなって威嚇したりするのですが、
そこでひるんでは飼い主の威厳にかかわるので(←威厳なんてあったんだ!)
タルが離すまでしつこく「Aus!」を言い続けます。
まぁ、がんばった挙句に最後は悔しそうな目をして離すのが常です。
離したら大いに誉めて、ご褒美にそのおやつを返してやります。(←ジャ取らなきゃいいじゃない←ときどき飼い主の威厳確認のためにやってみたくなるのよ)
9月初めに行った小旅行の話を書いています。
これまでの記事はこちら ↓
ラインのほとりで和食三昧フランス コルマールおフランスでイタリアンオー・ケーニヒスブルグ城お写真少な目なフライブルグホテル内のタイレストランたった3泊4日の小旅行なのに記事を書くのにだらだら2週間以上もかけている
遅筆な遅キーボードなぐーママことphary。
あと少しだからがんばりませう。
最終日はボーデン湖方面を回って帰ることにしました。
ふと地図を見るとボーデン湖のちょっと北にお城が二つあることが分かりました。
せっかくだから観ていこうということになったのですが
二つ見るのでは時間的にちょっと苦しい。
ので、外観を見て決めることにしました。
最初のお城は
Schloss Salem(シュロスザーレーム=ザーレーム城)今は修道院になっているようです。
駐車場にはものすごい数の車が止まっていました。
きっと人気のあるお城なのでしょうね。
でも念のためにちょうどお城から出てきて車に乗り込もうとしていた中年のカップルに

見がいのあるお城でしたか?
と訊いてみました。
そうしたら

見学料10ユーロもとられたのにたいしたことなかったよ。
とのことだったので
そこは素通りして山の上のSchloss Heirigenberg(シュロス ハイリゲンベルグ城)に向いました。
このお山の上に見えるはず、、、、、なのに、

あいにくの雨のため何も見えません。

いやー、ここもたいしたことのないお城だったらどうしよう?
やっと着いたのに、門が閉まっています。
見学の人?なんかぜんぜんいません。
ガイドツァーの時間まで後2時間近く、
パンフレットをもらってどんなお城か確かめようと思っても
それらが置いてある=見学料を払う建物が開くまでさえ1時間半もありました。
だんな君は

そんなに人もいないし、きっとたいしたことないんだよ。
写真だけ撮ってもう帰ろう。
と言ったのですが、
ぐーママはピンと来ましたね。

ここは絶対見た方がいい!
だって、高い山の上のこの建物ですよ。

渋るだんな君を説得して約2時間、小雨の降る中その辺をぶらぶらして時間をつぶしているうちに
どこからか、ぐーママたちと同じようにどこかで時間つぶしをしていたらしい人達が三々五々集まってきて
やっとガイドツァーの開始です。(←タルは車の中でお留守番)

このおPりの大きいオバさんがガイドさん。
ちなみに見学料はガイド付きで一人10ユーロ。
あれ、8ユーロだったかな?最近物忘れが激しくて。
最近?いつものことじゃ、、、?
,、、、、、、(←何も言えないらしい)
残念ながら
この橋を渡った先は写真

やビデオの撮影は一切禁止でした。
なぜなら、
このお城は個人所有のもので現在も人が住んでいるからです。
そのせいか、ググッてみても、お城の内部の写真はものすごく少ないです。
ほとんどないっていってもいいくらい。
今見つけたここで比較的分かりやすい写真が見られます。→
Schloss Heirigenbergデネー、結論から言うと

見てよかったー!
このお城は16世紀にルネッサンス様式に改築されてからほとんど変わってないそうです。
30年戦争のときに爆破されそうになったのですが、
なぜか火薬が爆発せず難を逃れて今日に至るということでした。
昔の居室の家具も雰囲気もステキだった。
おもしろかったのは一つの寝室。
すごいクラッシックな調度の中に多分19世紀か20世紀初めごろに取り付けたのであろう(←説明がよく聞こえなかった)蛇口つきの洗面台があったことです。
お城自体は16世紀当時のままですが、
内部にはところどころ後世の文明の利器が取り入れられているのです。
そりゃあね、少しでも快適に暮らすためには16世紀のままというわけには行かないわけで、
公開されていない現在の実際の居住部分(写真向かって左側)は外見はともかく
内部はきっと現代の普通の家のような設備になって普通にテレビとかの電気製品も置かれているんでせう。
19世紀のキッチンには当時の最新式のものであったろうジャガイモむき器とかパン切り器、グリル器(←オクトーバーフェストなんかで見られるような何十羽もの鳥を一度にぐるぐる回しながらグリルできるタイプのもの)、巨大ポテトマッシュ器なんかがあって
驚くなかれ
今でも何かお城で催し物があるときは実際に何十人ものお料理を作るのに使われるそうです。
流しにおいてあった食器洗い用の洗剤とスポンジが妙に現実的でした。
これ、実際にこの流しを日常的に使っているってことですよね。
南棟にはルネッサンス式の豪華な騎士団の間がありますが。←これもオリジナル)
ここに入るには寄木造の床を守るために靴の上に大きなフェルト製のスリッパをはかなければなりません。
壁には歴代の城主とその家族の肖像画がかかっていて
中に置かれたグランドピアノの前に当代城主の写真が飾ってありました。
この騎士団の間で何かやりたいときは貸してもらえるそうですが
料金は最近のレートで計算すると一日約130万円だそうです。
写真がないのが本当に残念です。
このお城のある小さな村にはもともとこのお城に使える人達が住んでいたそうで、
ガイドしてくれたオバさん始め、今でも
我らが城主様~
って感じでした。
ちなみにこのお城の持ち主の貴族様は
他にもおドイツ国内に4つぐらいお城をお持ちだそうで、
このお城に常に住んでいるわけではないそうです。
おドイツの雑誌とかに時々○○伯爵夫人とかバロン××なんて、イカにも
お金持ち上流階級ーって人達がよく出てくるけど
きっとここの持ち主もそんな感じなんでしょうね。
適当に選んだ割には見がいのおあるお城で
すっごく得した気分になりました。
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おまけ
一つだけ、失敗したのは
このお城のおトイレがどうなっているのか訊くのを忘れたことです。
多分、今でも実際に人が住む部分は近代的なおトイレになっているのでしょうが
問題はそれ以外のオリジナルの部分ですよ。
やっぱり
こんな風にお外に垂れ流しだったのかしら?
おまけその2
この日の夕ゴハンは家の近くのこれまたお城の中のバイエルン料理のレストランで
だんな君はまたぞろZander、

ぐーママは日本語でなんと言うか分からない白身の魚を焼いたもの

上にブドウがのっていてその甘さがなかなか美味しかった。
小旅行はこれで終わり、
明日からは又ゴハン作らなくちゃいけないのかー
と思うと余計美味しく感じられましたよ。
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