こんにちわんこ。

先週又ドライブに行ってきたんだよ、のタルです。今回出かけた先は

だんな君が
学生時代を過ごしたRegensburg・レーゲンスブルグ。
ドナウ川のほとりに建つローマ時代からの古い町で
世界遺産にもなっています。

まずは腹ごしらえ。
ぐーママことpharyとしては、
有名なドナウ川湖畔にあるドイツ最古のソーセージ屋さんで食べたかったのです
が、だんな君は

あんなのただの焼ソーセージだよ。
と、無視。
代わりに案内してくれたのは、道から入った中庭的なところにあるレストラン。

ここは周りを人がうろうろ通らないから落ち着くでしょ。

うーん、確かに素敵なところだけど
ミーハーのぐーママとしては観光ブックに載っているところの焼ソーセージを食べてみたかったんだけどな。
でも、素直に夫に従ういじらしい妻。
だんな君は、昔大好きだったという
地元のビールが飲みたかったのに(←ミュンヘン近郊では買えない)
経営者が変わったのか、出されたのはミュンヘンのメーカーのもの。
せっかくレーゲンスブルグまで来たのにミュンヘンのビールを飲むだんな君。

ぐーママはぶどうジュースの炭酸割りの小を注文。(理由はこちら→
往復で4回もだんな君はバイエルン料理の定番Schweinebraten(シュバイネブラーテン=豚のロースト)。


昔はこれに甘酢ソースで和えたキャベツのサラダが付いていて、それがすっごくおいしかったんだけどなー。
と、ちょっと残念そう。

仕方ないね、だんな君が学生だったのはもうかれこれ
40年も前のことだもの。
経営者も替わればコックさんも替わっているわよ。
ぐーママことpharyのチョイスは鶏むね肉のフライパン焼き・たっぷりサラダと全粒粉のスパゲッティ付き。

スパゲッティの山に隠れていますが、お肉は二枚とも手のひらサイズでした。
小さなグラスに入っているのはスパゲッティ用のバジルペーストです。

スパゲッティじゃなくてシュペッツレにしてもらえばよかった。
と思ったのですが後の祭り。
ま、それなりに美味しかったですけど。
それから持って行った自転車に乗って町のあちこちを案内してもらいましたが
だんな君が連れて行ってくれたのは

昔ここでよくみんなで飲んだんだ。

という居酒屋とか

わー、ここ、まだやってるんだー。
という、学生のたまり場のようなちょっと小汚いカフェーとか

ここはレーゲンスブルグで一番豪華なホテルでさ、いつかここに泊まれるようになりたいなって思っていたんだ。
とかいうホテルとか(←いまだ泊まれるほど裕福になっていない←多分一生無理)
観光名所とは
全然無関係のところばっかり。

ねー、こんなのつまんない!
と、何度もブーたれたせいか

後半はやっと旧市街地の中を散策してくれました。
でも、

これは何?あれはなに?
って聞いても

何も説明できないという、、、、。

なのでインフォメーションに行って
午後の
ガイドツァーを申し込みました。
でも、ガイドのおっちゃん、
すごい早口な上に
サービスのつもりかあちこち内容が
寄り道跳び道するものだから
言っていることを理解するのに凄い努力を要しました。
レーゲンスブルグとルードヴィヒ一世の関係を語るのに
ローラ・モンテスのアメリカでのスキャンダルとか関係ないから!(←それはそれで面白かったけど)
市庁舎の一部。

手前の方はもっと豪華なのに写真を撮らなかったのは
ブロガーとしてどうなの?

いいじゃない、プロのブロガーじゃないんだもの。
見たい人は勝手にネットで写真を探すでしょ。(←開き直り)
その市庁舎の入り口のところにはめられたこの鉄の棒は

当時の
長さの基準になるものだったそうです。
確かこれと同じもの、ローテンブルグでも見たと思います。
長いのが人が両手を広げた長さ、
真ん中の短いのが足の大きさ、
中くらいのは肘から中指の先まで
ということですが、
当時のおドイツ人が今よりかなり小さかったことを考えると
この基準になった人は相当大柄な人だったと思われます。
狭い路地を

抜けていくと

豪華な大聖堂~~~。

お金持ちだったレーゲンスブルグの商人たちは
イタリア商人の真似をして

ボク、こんなにお金持ちなんだー、えへへへ!
と
見せびらかすために塔を建てたのだそうで
レーゲンスブルグには結構な数の塔があります。
例えば、ここはかつての富豪商人が住んでいたところで、現在は学生のアパート。

後ろは黄金の塔という住居塔で
今も個人のアパートとして使われているそうです。
ちなみに螺旋階段を上るらしいので、お年寄りには不向きです。
有名なゴリアテハウスの壁画。

巨人ゴリアテと少年ダビデの戦いの場面です。
でも、これも新しく塗りなおしているでしょう。
ぐーママとして気になったのは
古いアパートの階段踊り場部分にあったこの壁画。

ガラスでしっかりガードされているところを見ると
きっとオリジナル。
この建物に入るのに呼び鈴を押して古い建物の入り口ドアを開けてもらい、
そこは普通の住人がいる個人アパートなので、中では静かにするようにという注意まで受けました。
狭いところでの小声での説明で、
ガイドさんが何を言っているのか
全然聞き取れなかったので

後でググればいーや。
と、まともに聞こうとせず
しかも、あとからガイドさんに聞くこともしなかった
のにうちに帰ってからいくらググっても出てこないのです。
だんな君もよくわからないようでした。

なんか古い絵。
って、、おドイツ人なのに駄目じゃない!

絵柄からいったら中世のものみたいですけど

いったいこの壁画は何だったのでしょう?
求む、解説。
レーゲンスブルグのシンボル、
ドイツ最古の石橋
に出るには
この塔をくぐります。

この川沿いの石畳の道は

かつてはドナウ川を通って遠く
黒海辺りから運ばれてきた荷物を運ぶ馬車が通ったのだそうです。
約2時間のガイドツァーがここで終わって疲れたのでコーヒータイム。


食べかけ失礼。

チーズケーキの上にたっぷりラズベリーがのった美味しいケーキでした。

ぐーちゃん、うちでも作ってよ。
って言われたけど、

レシピがないと難しいかなー?(←料理下手)
ボクは少しだけラズベリーとチーズケーキ部分をなめさせていただきました。
残念ながら修復工事中だった石橋ですが、

渡ることはできたので
そこを通って車を止めたところまで戻ることにしました。
橋の上からの眺めもきれいです。

ミュンヘンよりこじんまりして過ごしやすそうな町でした。
老後はこういうところに住むのも悪くないかも?
中洲の向こう側で川遊びをしている
バカ者たち若者たちがいました。
高い橋から飛び込んでいるのです。

つまりそれだけ深いってことですね。

だんな君、超久しぶりに懐かしい町を訪れた感想は?

建物がみんなきれいになっていた。(←確かにみんな外壁がきれいに塗り直しされていて古色蒼然という雰囲気ではなかった)
窓枠なんかも近代的なものになっていたし、
石畳も昔はもっと凸凹していたんだよ。
昔のままのお店や建物があるかと思えば全然知らないのがあったり
やっぱりいろいろ変わっちゃうんだね。
ゆく川の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。
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おまけ
レーゲンスブルグの町を歩きながらイタリア中部地方の地震のことを思いました。
家の中にいて犠牲になった人もたくさんいらっしゃるのですが、
こんな狭い道を歩くと

こんな所にいた人は、逃げる場所もなく上から崩れてくる建物にひとたまりもなかったろうなー。
と、その怖さをすごく具体的に感じたのでした。
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テーマ : ドイツ生活 - ジャンル : 海外情報
綺麗な街ですよね。
Pharyさん、自転車2台を積んでいったのでしょうか?
なんか、すっごくスポーティーな感じですね。
最初のタルちゃん写真・・・絶対に笑っています!?